アメリカ就労ビザのそれぞれの特徴(メリット・デメリット)

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アメリカ就労ビザのそれぞれの特徴(メリット・デメリット)

今回は前回ご紹介したアメリカの一般的な就労ビザ(Eビザ・Lビザ・H-1Bビザ)について、それぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。

Eビザ

メリット

●移民局へのペティション申請が不要(コスト・時間面で有利)。
●H-1Bと異なり発給枠がない。
雇用直後すぐに申請可能。

デメリット

●企業・申請者の国籍が同じでなければならない。
●一定の日米間の貿易比率や投資比率などの条件を満たす必要がある。

Lビザ

メリット

企業・申請者の国籍が問われない。
●Eビザのような貿易・投資条件が不要。
設立1年未満でも成長計画があれば申請可能。
●更新手続きがカナダ、メキシコなど日本以外の在外公館でもできる。

デメリット

●更新時も含め申請には必ずペティション申請が必要となり、Eビザに比べコストがかかる。
●新しく会社を設立した場合、1年後に実際にビジネスが成長したかどうか移民局で厳しくチェックされる。
●ビザの延長回数や累積滞在期間に制限あり。

Blanket Lビザ

メリット

●Blanketリスト登録ができていれば、ペティション申請の必要がないためEビザと同じくらいのコストや申請時間で申請ができる。
●Blanketリストに記載している企業、またはその支店であれば、ビザを切り替えることなく異動し、就労することができる。(ただし、業務内容が大きく変わる場合は移民局で修正申請が必要)。

デメリット

●関連会社の数や従業員数などBlanketの資格を満たす必要がある。
●specialized knowledge professionalであることが求められるため営業やバックオフィスのポジションなど業務内容の場合、Blanket L-1Bでは認められない可能性がある。
●Petitionerの設立から1年経つまでは使うことができない。

H-1Bビザ

メリット

● Eビザのような赴任先企業に国籍の条件がなく、Lビザのような日本の親会社と赴任先の企業の間の資本に関する制限がないため、資本関係のないアメリカの提携先での就労も可能。
●大学以上で大学での専攻と現地法人での業務内容に関係性があれば職歴は問われない。

デメリット

●年間発給枠に制限(抽選あり)。
●労働条件申請、アメリカの高等教育機関から得た学位以外は学歴の審査が必要であり、Lビザ以上にコストがかかる。
●申請が通っても就労開始は10月1日以降となる。

以上、今回はビザごとのメリット・デメリットのご紹介いたしました。
米国ビザのお困り事がございましたら是非、弊社までお気にご相談ください。
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